blogふた
突然ですが、今のヨーグルトのふたってヨーグルトが全く付かないですよね。
たまにヨーグルトを食べますが、このふたに変わっていた時は、びっくりしたのを覚えていますw
これは、ふたの表面を蓮の葉と同じような構造に加工して液体を弾くようにしてあるからだそうです。
大手ゼネコンがこのふたに目をつけ、建築の材料に活かしていました。
どこにこの技術が使われているかというと、コンクリートを固めるときに使う型枠です。
アート型枠と言われる型枠ですが、型枠の内側をヨーグルトのふたで使われている蓮の葉と同じ構造に加工して施工ムラを無くしています。
原理はいたってシンプルで、液体を弾く加工がされている型枠にコンクリートを流し込み振動させます。そうすると通常の塗装合板で出来た型枠ならば型枠表面の気泡が多少残ることがあるのですが、アート型枠は液体を弾くので気泡が型枠にとどまることなく、浮力によって型枠の表面を滑るように外部に抜けていきます。
これによりコンクリートの表面に気泡によってできた凹凸が出来ず、きれいなコンクリートに仕上がります。
まだ施工例は多くないようですが、これからどんどんアート型枠が使われていきそうな気がします。
日常生活の中に新しい発見につながるヒントが埋もれているのかもしれないですね。
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是非ご覧ください。
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