blog赤
こんにちは!
肌寒い日が続きますが、時折、暖かい日もあったり、春が近づいてきてるのを感じます^ ^
最近は、集落に興味が出てきて、先日、高梁市成羽町にある吹屋ふるさと村に行ったので少しご紹介します。
吹屋は幕末から明治時代にかけて硫化鉄鉱石を酸化還元せて製造したベンガラ(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄した鉱山町で、かつてこの地方の物資が行き来する道路「吹屋往来」の中継地点でもあったため、吹屋の町は人とモノが行き交う物流の拠点として賑わい、繁盛した家々はその財力で職人を招き、立派な赤い外観の家を建てました。
吹屋で生産されたベンガラは、全国に流通し、神社や寺などの建築や輪島塗、伊万里焼等、日本を代表する工芸品を色鮮やかに彩り、日本のイメージカラーであるジャパンレッドを創り出しています。
当時、赤い家にすることは、吹屋の商人のある種のステータスで、このような歴史的背景から独特な「赤い町並み」の景観が造られています。
石州瓦や綺麗な赤い町並みが残っていて、重要伝統的建造物群保存地区になっていますが、この建築の特徴を活かしながら、また新しく建築するなら何をしたら面白いだろうかと考えながら散策しました。
集落を目的に行きましたが、たまたま行けた吹屋小学校もなかなかの見応えがあり、2階にある7間×8間の講堂はかなりの迫力と歴史を感じました。
新しいことも大事ですが、足元を見つめ、再評価することも大事だなと改めて感じました。
またどこか、集落行こうと思います(^^)
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