blog君の椅子
「君の椅子」プロジェクトいうものをご存知でしょうか?
私もつい最近、ふと見ていたTVで紹介されたことをキッカケに知りました。
このプロジェクトは、北海道の旭川大学が
「誕生する子どもを迎える喜びを、地域の人々で分かち合いたい」
という思いから、その地域に集積されてきた技術とその地域の木材によって創られた“椅子”を贈るプロジェクトです。
「キミの居場所はココにあるよ」
と、生まれてくる子どもたちへの想いが込められています。
思い返せば、自分自身も小さな頃に「自分の椅子」を持っていました。
「君の椅子」ほどのものではありませんが…
よくあるビニールの座面の、座ると「ぷ~」と音が鳴るような…(笑)
でも、お絵かきをするときにも必ずその椅子を持ってきて机代わりにしていたり
ゴハンを食べる時間になると自分でその椅子をゴハンを食べる座卓のところに持ってきたり
時に誰かが座ってると「勝手に座らないで!!」と怒ってみたり
ビニールの座面が破れてしまったら一生懸命テープを貼って補修をしたり
そんなことをしていた記憶が少し残っています。
ちゃんと、小さいながらにそれがちゃんと「自分のもの」「自分の居場所」だとわかっていたんだと思います。
こんなご時世ではあるけれど…、
生まれてくる子どもたちに
「キミの居場所はココにあるよ」
と、パパママ家族だけではなく、おじいちゃんおばあちゃん達も、お隣のおじちゃんおばちゃん達も。
みんなから見守られて、迎えられて、生まれてこられる子供たちが増えるといいなぁ…
ちょっと前まではそんなことも当たり前だったようにも思うんですが、
ここ最近は本当に地域との繋がりがどんどん薄くなってきているようで、少しさびしいです。
そんな当たり前だけどすごく大切なコトを、改めて考えさせてくれるステキなプロジェクトだなぁと思いました。